1+1=2ですべては語れない

劇場版まどか☆マギカ前篇・始まりの物語を観ました。
オンエア版と新篇は観ていたので順序が前後してしまいましたが内容は同じなので問題ないかと。


ストーリーを観直すと、この作品って、日本の政治とか人の生き方をそのまま表しているんだなと思います。


まどか母の言っていた、
『正しいことだけ積み上げていけば、ハッピーエンドが手に入るってわけじゃない』とかってすごく頷ける。

・正しくあろうとすればするほど上手くいかないし、そういう人に限ってダメになってしまうことがある。間違ったことをしているわけじゃないのに世間からは変な目で見られる。。

1+1=2ですべてが語れるわけではないってことですかね?


・さやかちゃんの真っ直ぐさに心惹かれます。
でも、さやかちゃんって一番普通の女の子だと思うんですよ。ちょっと熱っぽいけど、まっすぐで、人を好きになるし恨んだり妬んだりする。それってとても人間らしいと思います。

さやかちゃんが魔女になってしまうのはその真っ直ぐさ故なのかな、言ってたけど

「だれかの幸せを望んだ分だけ、誰かを呪わずにはいられない。」

これって魔法少女だけの話じゃないよね。人ってみんなそうだと思う。
結局いろんなことがストレスとなり、リラックスになり、それのバランスを取りながら僕らは生きている。片方に偏ると心がダメになってしまってしまうのかなと。

この作品って一見特殊でありえない世界かと思われがちだけど、考えてみると日常おきていることをそのまま投影している気もします。それを魔法少女という媒体を使ってわかりやすくファンタジックにしていると思います。


深い作品というか生生しい作品というか、とても良い作品であることには変わりないと思います。


明日は後編かな。それでは!




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