正しいアンブシュアとは
正しいアンブシュア
正しいアンブシュアとか、理想のアンブシュアについて聞いたことある人はいると思います。アンブシュアというのはとても大事なところであるゆえに、バランスが崩れると楽器が吹けなくなってしまうほどデリケートなところでもあります。
雑誌や教本では、理想的なアンブシュアというのが書かれていますが、あくまで理想であってその通りやらないといけないわけではありません。そのアンブシュアが吹きにくい人がいるのも現実です。疑いもなく理想のアンブシュアに正そうとした結果、バランスが崩れ楽器が吹けなくなる人もいると思います。ですのでそういったお手本は一つの参考程度にするのがいいかなと。鵜呑みにするのは良くないです。
大事なポイントは、歯並びにあります。
人それぞれ同じ歯並びの人はいません。ですので、マウスピースをあてる場所が横方向でいうセンターだと吹きにくい人はいます。(実際僕もマウスピースはセンターからずれています。)それを無理にセンターにすると無茶苦茶吹きにくかったり歯が痛くなったりしますので、今吹いていて吹きやすいのであればその位置で吹くのがいいかなと。
縦方向の位置についても同様で、人よって前歯が出てたりしますのであてる位置が自然と上になったりあるいは下によったりします、それで構いません。自分が一番音が出しやすいところがその人にとっての理想のアンブシュアの場所になります。(マウスピースとの相性もありますから、自分に合うマウスピースを選んでいたと仮定しての話です。)
もしアンブシュアで悩み始めてしまったら、一度吹くのをやめてみることをおすすめします。
どの位置にマウスピースをあててもしっくり来ないのであれば迷ってしまっているので、一度楽器から離れて感覚をリセットしましょう。そして、初めて楽器を持つような感覚で自分の一番なりやすい口の当て具合を探すのがいいと思います。
もし楽器から離れるのが難しいようであれば、気にしないことです。今までの吹いていた場所で吹き続けてアンブシュアのせいにせず、別のことへ意識を向けているうちに気にならなくなってきますので一時の気の迷いだと割り切って考えないのをお勧めします。
マウスピースを変えたあとや、楽器が変わったあと、練習で煮詰まってきたりするとそういう現象が出やすいので悩みがちになり、教本の理想のアンブシュアにすることで解決できるんじゃないかという方向に行きがちですが、それで悪い方向にいかないようぜひ気をつけてください。
※明らかにこれは吹きづらいだろうなというアンブシュアの場合は修正が必要だったりしますが、実際に見てみないと判断が出来ない為ここでは割愛させていただきます。
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