楽器を吹かないという選択肢
練習は毎日かかさずするものだという意識
【楽器を一日吹かないと三日分戻る】って聞いたことありません?毎日欠かさず練習し続けないとどんどん下手になっていくってことだと思うんですけど、その考えは大事な面もありますが信じすぎてはいけない面もあります。
特に本番前とかコンクール前だと、最後の追い込みということで毎日朝から晩までずーっと練習してることもあると思いますが、人によっては調子が悪くなったりスランプに陥ったりすることがあります。
こうなってしまうと本番前ということで焦りが出始めて余計に練習するようになり、更に調子が悪くなる悪循環が始まります。しまいには直前に楽器の仕様を変えたり楽器の掃除をしたりして本番全く上手くいかないという最悪の状況になってしまいます。
そういった悪循環を断ち切るためにはどうしたらいいか。
それは、【楽器を吹かないという勇気を持つこと】です。
これはなかなか本番前には難しい決断だと思いますが、悪循環による嫌な気持ちをリセットしたり、蓄積されている疲労を回復したり、体をリセットするという意味でとても効果があります。
本番前に1日楽器を吹かなかったからといって下手になることはありません。
むしろ吹かない日を作ることで練習に集中することが出来、メリハリがつくようになります。
また、本番直前にたくさん練習する人を見かけますが直前に練習したところで上手くはなりません。諦めましょう。
大事なのは本番前までにいかに普段から準備をしているかです。
本番前は、たくさん練習することよりコンディションを整えることに専念して吹きすぎないことが大切です。そのためには吹かないという選択肢もありだと思います。
吹かない日は、練習のことは忘れてパーッと遊んだりして気持ちをリフレッシュしましょう。そして吹く日になったら気持ちを切り替えて「よし、やるぞ」という気持ちで練習に臨むといいと思います。
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