かぐや姫の物語感想(ネタバレ有り)

こんばんは。

かぐや姫の物語を観てきました。

ストーリーは竹取物語がおおすじで最後にはかぐや姫は月へ帰ってしまいます。そこに至るまでのかぐや姫の感情を描いた作品です。

かぐや姫が辛かった、そして自ら月へ帰りたいという意識にまでさせてしまった世の中。翁の姫への溺愛や求婚者の非情さが姫を絶望に追いやってしまったんですね。。。

特に印象的だった言葉はかぐや姫の

「お父様が私の幸せを思ってやってくれた事が、私には辛かった。」

というシーン。翁も悪気はなかったんでしょうが、つい舞い上がって姫の感情の変化に気づかなかったんですね。

ここが竹取物語には描かれていない、この作品のオリジナルです。

求婚者の1人が、それっぽい事を言ってかぐや姫の心を揺さぶり、暖簾を開け、入れ替わったおかか様の姿をみて堕落したときの裏で泣き崩れるかぐや姫の姿。
そして、帝がかぐや姫を抱きしめた時のかぐや姫の表情が忘れられません。。。辛すぎるよ。。。

かぐや姫は単純に田舎に居たかったんですよね。都とは縁のない自由な生活で楽しく生きたかった。

最後のほうで言ってましたね、

「生きているという実感があれば、幸せになれたかも」

都での生活は、かぐや姫にとって生きているとは言わない。偽物の姫。

予告で有名な宮殿から山へ走り去るシーン。姫の辛さ、怒りが爆発した瞬間です。夢オチなのか現実なのかは不明。

山の木々は枯れても春の準備をしている。という所、もう少し考察しないと難しい。

あと有名な桜の下で喜ぶかぐや姫のシーン。その後が辛い。喜びの反動で階級の違う農民の赤ん坊を弾き飛ばしてしまう、その母親はお許し下さいと頭を下げるもののかぐや姫は返す言葉が見つからない。。。本物の姫はそこで身分の差を実感。だんだんと姫が元気をなくしていくところですね。。。

作画はもう比べるものがありません。凄すぎます。
表情がものすごく豊かなのでほんの少しの感情の変化がよくわかります。リアリティあふれる映像美で終始鳥肌ものです。一コマ一コマが芸術作品。走り去るシーンもそうですが、かぐや姫が自分の庭を壊していくシーンも必見です!

まだ頭の整理がついてないから支離滅裂な文になってしまいました。まだ書きたいことは沢山あるんだろうけどとりあえずここまで。

素晴らしい作品に間違いはありません。僕は人にアニメを勧めるときには【まずこれ!】というものがありますが、その中の一つにこのかぐや姫の物語がはいりますね。アニメ界の象徴的存在になると思います!

決して楽しい話でも泣けるわけでもありませんが、単純な話だからこそ深いです。観終わったあとにジワーッとくる感覚。

多くの人に見てもらいたい【かぐや姫の物語】の感想でした。

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